文案を作成するのはワープロではなくエディタソフトで、日本語はATOKで、とあまり根拠もなく考えていた。別に著述業者ではないので、道具は何でもいいのだけど、固定観念でそう思い込んでいた。
 だが仕事場で何台もパソコンを取り替えているうちに、エディタソフトを組み込んだりATOKを積み込んだりが煩わしくなる。
 今日になって、ATOKを積んでいないWindows機のワードパッドを開いてみたら、IMEのマークが「ナチュラル入力」に切り替わっているのに気がついた。Microsoftの製品でないと、この入力が得られないのであまり有難味を感じていなかったが、ワードパッドでこれが使えるのなら、日本語文案をワードパッド上で作ってしまえばいいのでは、と思いついた。
 単純に文案を文案を作るだけなら、アウトラインプロセッサのようないろいろな機能のついたエディタでなくても充分。すらすら打ち込むことさえできればいいのだから。
 自宅の Macbook でも適当なエディタが見つからず、テキストエディットというワードパッドに似た簡易ワープロで入力して RTFファイル にしてデスクトップに書き付けておく、ということをしていて、なんだ結局同じことか、と今頃気がついた。