4年前、運転免許の更新時に視力不足を指摘され、運転眼鏡を作った。

近視の他に、乱視があった。老化なのだ。

その後、段々に小さい字が見えにくくなった。

機械にトラブルがあって、取扱説明書を急いで読むとか、機械の裏に貼ってあるラベルの品番を読むとか、あせっていると余計に見えない。

仕方なく百円ショップで老眼鏡を買ってきて「非常用」に置いてある。

先日、暑さでぼーっとしていて、運転眼鏡を尻の下に敷いてしまった。

つるだけでなくレンズにも力がかかって角の部分が変色してしまった。

仕方なく眼鏡屋に行き、新しいのを作ることにした。

この際にと思い、遠近両用にしたのだが、慣れないと距離感がつかめないのと、「眼鏡にストライクゾーンがある」感覚で、それに合うように頭全体を動かさなくてはならずなんだか疲れる。

プロジェクターを使って説明を聞くとき、手元の資料と見比べながら話を聞くときには、ちょうど遠い方も手元もストライクの場所に見たいものがあるのでストレスがない。

こういう事務仕事にはいいが、運転や運動は古い眼鏡の形を治してもらったので使い続けることにした。

世話の焼ける身体になってしまった。